モカオリジンズについて

沿革

中東、アラビア半島の先端に位置するイエメンには、古くからコーヒーを飲む文化があった。一説によると、アラブのイスラム教徒が礼拝の前に夜遅くまでコーヒーを飲んでいたことがその起源と言われている。しかし、現在では政情が不安定なため、栽培に不可欠な安全な水の確保はもちろん、安定した生産と輸出が極めて困難な状況となっている。

そんな中、代表のタレックは、現在イエメン在住の弟のクサイさんと手を取り合い、また生産者とともにコーヒーを生産し、日本に輸入して多くの方にお届けしています。彼らは「コーヒーで平和を」を胸に、失われたイエメンコーヒーの栄光を取り戻し、イエメンコーヒーを世界に広めるために日々努力しているのです。

イエメンの過去の栄光を取り戻すために

コーヒーの飲用は古代にさかのぼる。15世紀、イエメンで、後に私たちが愛することになるコーヒー飲料「カフワ」が初めて作られたのである。そのおかげで、今日、私たちはコーヒーを最も贅沢な贅沢のひとつとすることができました。

数千年にわたり続いてきたイエメンのコーヒー栽培の伝統は、現代の世界をも魅了しています。16世紀、イエメンの豆は世界一といわれ、イエメンは「アラビア・フェリックス(幸福なアラビア、繁栄するアラビア)」と呼ばれるようになり、その名声はヨーロッパをはじめ、アジアの国々にも広まっていったのです。


日本にコーヒーがもたらされたのは17世紀、オランダ商人が西域から持ち帰ったのが最初だ。それ以来、多くの人がモカコーヒーに感動してきた。モカコーヒーのために作られた歌もあるくらいです。


時は流れ、かつて「アラビアン・フェリックス」と呼ばれた土地に生まれたモカオリジン代表のタレックさんは、失われたイエメンの栄光を取り戻すという夢を抱いて日本にやってきました。


2018年、立命館アジア太平洋大学卒業後、Mocha Originsを設立。さらに同年、大分県知事やこのアイデアの実現に関心を持つ人々の支援を受け、イエメン産コーヒー豆の直接取引を実現させた--。これは日本初の試みであり、テレビなどでも取り上げられ、大きな反響を呼んだ。


しかし、日本や世界ではまだまだイエメンに対する知識や理解が浅く、私たちの活動にも苦労が絶えません。私たちは、不断の活動により、かつてのイエメンコーヒーの魅力を広めるべく努力していきます。

 

古代の味を守る。新たな挑戦に挑む

モカオリジンは、多様性を認め、変化を受け入れ、グローバルな発想で活動する一つのチームです。
コーヒーの木が育ち、一杯のコーヒーとして飲まれるまでの過程で発生するさまざまな課題に取り組み、解決できる存在を目指しています。

  • 小規模農家への支援
    資源が限られた小規模農家からコーヒーを買い取り、
    イエメン独自の文化やアラビア文化を
    の露出で発信し、頑張る人たちのパーソナルストーリーとともに海外に売り出します。
    たとえ年間15kqしか生産できなくても、彼らが毎年農業を続けられるよう、公正な支払いに努めています。
  • 文化の発信
    イエメン独自の文化やアラビア文化を、ソーシャルメディアを通じて日々発信し、新聞に掲載されたり、一部のテレビ番組で取り上げられたりしています。また、日本や世界で開催される展示会に参加したり、世界中のフォロワーに向けてワークショップを開催したり、ウェビナーをライブで開催したりしています。